ドン引きレベル。本当にいた!銀行員が経験したパワハラ上司と悪魔的解決方法
今日も上司に怒鳴られた。辛い。銀行員もう辞めたい。
怒鳴られるならまだいいよ。私なんて完全無視されてるのよ。会社で私だけが挨拶されないの。
僕は風邪ひいて熱が38度以上あるのに張ってでも来いって言われたよ。ありえないって思った。
銀行員のみなさん、昨今はパワハラ、セクハラに対して世間の目が厳しくなって来たため、昔ほどの嫌がらせはないのないのかもしれませんが、まだまだ銀行特有の悪習に嫌気がさしている人も多いのではないでしょうか?
今日は私のパワハラ上司体験談と、上司を徹底的にやっつける対処法を書きたいと思います。
これを読むと明日から前向きになれるかもしれません。
私のスペック
ドン引きレベル。本当にいた!銀行員が経験したパワハラ上司と悪魔的解決方法
目次
銀行のパワハラって?パワハラの種類とは?
パワハラは主に6種類あります。
あなたに思い当たるものはどれでしょうか?
パワハラ6類型
1.身体的な攻撃
2.精神的な攻撃
3.人間関係からの切り離し
4.過大な要求
5.過剰な要求
6.個の侵害
パワハラはやった本人に自覚がなくても、された人が違和感を感じたらそれはパワハラなんです。
銀行員の私が経験したパワハラ毒上司トップ3
たくさんの上司に出会いましたが、ここではパターン別パワハラ上司をご紹介します。
①とにかく声でかい!たまねぎ活火山上司
②挨拶は無視。書類は投げる!意地悪カス上司
③風邪引いてもツワリがあっても出社しろ!マタハラ支店長
①とにかく声でかい!たまねぎ活火山上司
パターン1の上司は、典型的な昭和感あふれるパワハラ上司でした。
ちびまる子ちゃんの永沢くんに似ていたのでたまねぎとしておきます。
この上司、とにかく声がでかい。ちょっとしたことですぐにスイッチが入り激昂する。
典型的な口の悪いパワハラ上司です。
こいつとは初対面も最悪なものでした。
新入行員で入行し、渉外課へ配属され朝礼でみんなの前で自己紹介すると「声がちいさーーーい!!!」
(大きめの声で)「〇〇と申します。よろしくお願いしま。。」(被せ気味に)「聞こえなーーーーーい!!!」
これを永遠と繰り返されるのです。
控えめに言って地獄です。
また、わたしは女なのでそこまでの被害は受けていないものの、男の先輩たちは大変な被害にあっていました。
例えば、契約が取れなければゴミ箱を蹴り飛ばし、立たせたまま説教を3時間。
「てめえ舐めてんのか!?」「おめえふざけんじゃねーぞ」「この野郎殴るぞ!」
こんな言葉を言われたことありますか?
銀行員になって初めて言われました!親にも言われたことないのにw
周りの先輩たちは病んでしまったり、女の先輩たちは泣いてしまったり。
銀行員ってなんかヤクザみたい。。。と思ったのを覚えています。
②挨拶は無視。書類は投げる!意地悪カス上司
パターン2の上司は40歳女性上司です。この上司はシンプルに言うと、すごく底意地が悪く、まるでチン○スでした。(おっと失礼)
10年以上銀行に勤めていて心底思うのですが、女性銀行員って性格悪い人多いですよね?
それもえげつない角度に性格が歪んでいるw
この上司は、「ある特定の人のみ、周りには分からないように嫌がらせをし、退職に追い込む」というパターンで有名な人でした。
「ある特定の人」は、どうやって選ばれるのかは未だに謎なのですが、「ある特定の人」だけ狙うので周囲が気づかないというのが厄介。
この上司はその人だけ挨拶を無視したり、書類を投げてよこしたり、伝えるべき業務内容をその人だけ伝達しなかったり。
わたしが「選ばれた」時は「キターー!」って思いました。
結果的にわたしが勝ったのですが(このあと説明)突発性難聴になるほど病みましたw
③風邪引いてもツワリがあっても出社しろ!マタハラ支店長
パターン3の上司はとにかく昔の体育会系支店長です。体育会系といってもそこに愛はありません。
仕事しか興味がないって感じで、銀行員なのに休日出勤が大好きな人でした。
毎週休日出勤していた時期は「もう無理。死にたい。」とさえ思いました。
風邪を引いて休むヤツは「人間じゃない」ということを言われたり、ツワリが酷くて出社できないという妊婦さんの営業マンには「ツワリくらいで休むのはおかしい」と言い放ったり。
「ルールを守ろう」という言葉が大好きな人で、独自のルールを支店のみんなに毎朝復唱させるというまるでヒトラーみたいな人。
行員全員の心と体を洗脳していくという恐ろしい思いをしました。
ナチスの軍人気分で働いていたことを今でもよく覚えています。
銀行員の私がパワハラ毒上司をやっつけた悪魔的方法は3つ
こんな凄すぎるパワハラ上司たちを結果的にやっつけてしまった(つまり飛ばした)のですがどうやったのか、まとめると3つのことをしたんです。
この3つの悪魔的方法は、あくまでも自分にあまり否がないことが前提です。
3つのポイント
✔︎上司の性質を研究する
✔︎無の心と政治力を身につける
✔︎人事部に物申す
詳しくみてみましょう。
✔︎上司の性質を研究する
「敵知らずして勝利なし」
パワハラをする上司は総じて心に弱さを抱えています。弱点を知り、対応を変えることは重要です。
パワハラ上司は大きく分けて「タイプA上司」と「自己愛型上司」の2つに分かれます。
タイプA上司とは
アメリカの医師フリードマンが分析した性格特性は、自分の思い通りに物事が進まないと、かんしゃくを起すような感情的な傾向がある上司のこと。
弱さは「劣等感」「不安」「執着心」などです。
たいてい、こういった弱さは「相手をコントロールしたい」という支配となり、パワハラへと結びつくのです。
これ以上パワハラを受けないポイントは上司と「同じテンションとペースで動くこと」。
自己愛型上司とは
自己愛とは非常に偏った性格特性を持つ人で、全人口の約1%ほどいるといわれています。
この性格の人は、「他人とは自分を引き立て、利用するための道具」と本気で思っています。
弱さは「自分が認められないこと」。
これ以上パワハラを受けないポイントはこのタイプの人からは離れた環境で働くしかありません。
✔︎政治力を身につける
銀行は政治が重要です。
え?そんなのめんどい。と思ってもパワハラの中で生き残るには社内政治を攻略すること。
社内政治とは、上司や社内の人たちに助けてもらえる力のこと。
自分でも名女優だったと思うのですが、ポイントは「味方を増やし、チャーミングでいること」。
私の本当の性格はめちゃくちゃ内向的で、1人大好きな根暗女子。
でも、銀行員でいる時は「トトロのさつきちゃん」キャラでいました。
不器用だけど、頑張り屋さん。そんなさつきちゃんを批判する人います?
さつきちゃんを演じるのが無理だったら、「ちょっとやそっとじゃへこたれないヤツ」を演じてください。
粛々と演技し続け、ここぞという時に弱音を吐くんです。
周囲の先輩たちが「頑張り屋さんのさつきちゃんがいじめられてる!助けなければ!」
と動いてくれたらしめたものです。
私はこれでパターン1からパターン3までの上司を異動させました。
周囲の先輩たちが人事部と、部の統括者にかけあってくれたのです。
自分ではただ無の境地に立ち、別の人になっただけ。
銀行員は勤務中全ての事象を右から左へ流していく「無」の状態でいないと病んでしまいます。
そして、銀行員として生き抜くには周囲に助けてもらえないと厳しいのです。
✔︎人事部に物申す
パワハラって我慢するメリットって何もないんですよね。
さっさと言いつければいいんですけど、社内で信用力のない人だったり、力のない人間に言われてもいまいち信憑性が欠けたり、大胆に人事を動かしてくれないものなんですよ。
もし精神的に参っているのであれば、極め付けは医者からの診断書なのですが、そうならないためには早めの手をうつことが重要です。
正直、相談して、すぐ動いてくれる良き上司がいれば一番いいのですが、解決までは程遠そうだ。。。と思ってしまうこともあります。
その場合は人事部にふつーに言いつけましょう。
一番いいのは数字で表すこと。
感情論で述べるのではなく、例えば「週何日のうち、何日間は誰々にこういうことをされている。何月何日何時何分にこういうことを言われてとてもショックでもう辞めたいと悩んでいる。」ってぶっちゃけてください。
それと同時に、後々の人事部との面談の時のために、必ずされたこと、言われたことはエクセルファイルとかに残しておいて下さい。
人事部から、支店長や課長に連絡が行き、まともな銀行はここで面談が行われ、改善策を提示してくれるか、速攻どちらかが異動となります。
銀行員のわたしがパワハラで学んだこと
当時これらのパワハラを受けていて感じたのは「愛のある厳しさは我慢できる。クソ上司には絶対に負けないぞ」ということでした。
どんなに汚い暴言を吐かれても、嫌がらせを受けても、「こいつのために辞めるのはなんか嫌」と思っていました。
なので、心理学などを日々勉強し、パワハラ上司を異動させて、あースッキリしたー!と感じるのが本当に嬉しかったのです。
しかし、そういった場所から離れた今感じるのは、「パワハラ上司たちは自滅した可哀想な人たち」ということです。
結局、何年か経ってその時の同期などから話を聞くと、「あー、あいつ自分がパワハラしてたのに、今は本部に行ってパワハラ受けてるよ。」とか、「あの人結局どこ行っても嫌われてるよ」
などと言われているのを聞いてもはや切なさしか感じません。
パワハラする人たちは総じて「他者を通してでしか自分を認められない弱い人」なんです。
そんな弱い奴らからは今すぐ逃げて離れた方が絶対にハッピーになれます。
銀行員をあなたが続ける意味はなんですか?
銀行員を経験してよかったな、と感じることは沢山あります。例えば以下のようなこと。
銀行員でよかったこと
✔︎コミュニケーション力が身についた
✔︎交渉力が身についた
✔︎経済を見通す力が身についた
✔︎困難を乗り越える力が身についた
✔︎世の中の流れを捉える力が身についた
これらのチカラはどんな業界でも生きていける力になります。
しかし、逆に銀行員じゃなければこんな辛い思いをしなくて済んだのに、と思うことがたくさんあります。
例えば以下のようなことが、本当に銀行員を辞めての良かったと感じることです。
銀行員を辞めてよかったと思うこと
✔︎毎日しっかり寝られる
✔︎営業している夢を見なくなった
✔︎独特の銀行の風習がなくなってことで自分らしく生きられるようになった
✔︎頑張っても終わらないゴールのない日々にさよならできて仕事にやりがいを感じるようになった
✔︎ルールばかりの凝り固まった銀行のしきたりから離れることで明るく楽しい発想ができるようになった
銀行員を辞めれば新しい世界があなたを待っている
銀行員をやっていて良かったことももちろんありますが、辞めて本当に良かったと思うことの方が多いです。
改めて思うのは銀行ってすごく特殊な場所だなということ。
我慢することが多くて、ルールも多くて、その中で結果を残していかないといけない、常にストレスの高い仕事です。
もしパワハラで生き辛さを感じているなら辞めることも視野に入れた方がいいです。
何故なら銀行によって全くやり方や考え方が違うこともあるからです。
わたしは2回の転職とも、次の転職先が決まらないうちにさっさと辞めました。
銀行は勤務年数が少なくても退職金が少し出ますし、パワハラは辞める理由としては全く問題ありません。
ほんの少しの勇気で、人生が良い方向に変わることもあります。
銀行員を辞めるならタイミングとエージェント選びが重要
銀行員を辞めようかな、と悩んでいるなら先に転職先を決めておく方が効率がいいです。
わたしが辞める宣言をしたおすすめのタイミングは週末か、連休前の夕方、もしくは実績が良かった月末の夕方です。
しばらく合わなくて済む、上司の機嫌がいいタイミングというのが重要。
また、銀行員が転職するならエージェントを使うべきです。
エージェントを使わずに転職活動するということは、「井の中の蛙大海を知らず」状態でスタートダッシュを切るのと同じこと。
まずは自分の立ち位置を知り、専門家の助言を聞くことで、どんな仕事があるのかを知ることから始めましょう。
おすすめのエージェントはリクルートエージェントです。
金融業界の求人が大変多く、丁寧で迅速な対応が他のエージェントよりずば抜けて素晴らしいです。
私の担当さんもとても真摯に対応してくれました。
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まとめ
もし銀行員でパワハラに悩んでいるなら、ひとりで悩まずに友達や家族でもいいから声をあげてほしいです。誰にも言わずにいると、私のように身体に症状が出てしまい、すぐに治らない心の風邪をひいてしまいます。
いったん心の風邪をひくと、とても長引きます。
だからどうか、パワハラに屈しないで!
逃げることはいけないことではありません。
「自分を守る」ということは強い人だからこそできる立派なことだと思います。
嫌いなものから逃げていくと好きなことしか残りませんので結果的に幸せになります。
勇気を出して声をあげてみましょう!
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